緑内障とは?
緑内障は視神経の細胞が少なくなって視野が欠けてしまう病気で、一度欠けてしまった視野は現代医学では改善できません。
緑内障にはさまざまなタイプがありますが、大きく次の3つに分けることができます。
緑内障にはさまざまなタイプがありますが、大きく次の3つに分けることができます。
① 閉塞隅角緑内障
隅角(房水の流れ道のこと)が閉塞していることで眼圧が上昇してしまいます。急性緑内障発作を起こすと数日で失明する可能性があります。② 開放隅角緑内障・正常眼圧緑内障
隅角は開放しているが眼圧が上がってしまう開放隅角緑内障と、正常眼圧緑内障があります。③ 続発性緑内障
糖尿病やぶどう膜炎、ポスナーシュロスマン症候群、眼底出血、外傷などにより緑内障を発症します。緑内障は中途失明原因の第一位
緑内障は有病率は20人に1人の割合で、日本の中途失明原因の第1位です。緑内障にもさまざまなタイプがありますが、ほとんどが無症状で進行し、視野欠損の自覚症状が出た時には末期の場合が多くあります。
そのため、早期発見・早期治療が最も重要です。
治療
点眼治療
眼圧を下げる点眼薬を使用して、緑内障の進行を遅くさせる、最もスタンダードな治療法です。現在作用機序の異なる点眼薬がさまざまあり、緑内障のタイプや重症度により使い分けたり併用したりします。
レーザー・手術治療
点眼治療で効果が少ない場合に行われます。レーザーや手術をしても視野欠損が改善することはありません。手術が必要になった場合は専門の医療機関に御紹介させていただきます。
定期検診を受けましょう
40歳を過ぎたら、少なくとも年に1回は眼の定期検査を受けましょう。人間ドックなどで「視神経乳頭陥凹拡大」と指摘された場合は緑内障の疑いがあるということですので、一度、当院にご相談ください。
当院では、緑内障の検査は初診の方でもご予約がお取りできますので、お電話ください。